1月3日 ダッカへの移動日
ラジョーさんのお経の稽古をやった後、経理を済ませて空港へ行く。
別れ際のラジョーさんは、いつも淋しそうな感じで、僕はつらくなってしまう。
“タイのタオサンガ世界大会に、ラジョーさん呼ぶからさー。7月に会いましょうね”と励まさないと、とても彼を残して僕は帰れない。
<空港の別れ際でのラジョーさん。出迎えてくれたときと表情が全くちがうのがつらい、、、>
ダッカでは、ナジャーというラカインの学生が出迎えてくれた。
ダッカ
ところでダッカには、親も家もないストリートチルドレンと呼ばれるホームレスの子どもたち数多くいる。
ゴミ集めを生活の糧にしているが、愛情に飢えている彼らは、大人の変態性欲者たちの餌食になる。
スキンシップが欲しいが故に、幼い少年や少女が、インドやパキスタンからやって来るヒヒ親父の性具にされるのだ。
<ゴミを集める少年>
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なぜこんな子どもの内から、ゴミ集めをして生きなければならないのか。
なんでキタねー大人の餌食にならなきゃならないんだ。
性具にされた結果、傷ついた身体の痛みを忘れるために、子どもたちは麻薬をやるようになるという。
だから、ゴミ集めを生活の糧とする子どもの姿を見ては、僕は、ふと熱に浮かされたように夢みる、、、。
彼らのための孤児院を造りたい、と。
少しでも幸せな未来を作る手伝いができたら、と。
痛みとも怒りともつかない、いたたまれないような感情を持て余し、ふと熱にうなされるように思ってしまうのだ。
ダッカに行ったら、ストリートチルドレンが多く暮してるという、公園に行くつもりでいた。
だが、ホテルからは、かなり遠いところにあると聞いて、今回は断念する。
実は、 ナジャーに相談があると言われていて、夕食を一緒にしながら話を聞くことになっていたのだ。
、、、、明日、ダッカを旅立つ。
<ダッカの街は、大通りでも信号がない>