着いたらすでに夜。もう5月中旬だというのにウィーンはまだ寒かった。
ウィーンの空港には、アルフレッドとアリスが迎えに来てくれていた。アルフレッドは、ウィーン・タオサンガセンターの道場主。アリスは、女医でタオ指圧をやっている念仏者だ。
<アルフレッド/ 頭が大きいので地蔵というあだ名がある。元ジャズのピアニスト>
<アリス / チャリティックス大好きっ子>
最初にアリスに会ったのは、2003年。タイで開催された、第一回目のタオ指圧世界大会のときである。その時はまだ医学生だった。
また彼女は、無類のチャリティックス(僕が考案した戦略ゲーム)好き。だから僕にとって、親友みたいなものといえる。
本人曰く、2003年のタイ大会でチャリティックスやって、「ああ、私はタオサンガにいたい!」と思ったそうである。
タオサンガは、おマジメな修行集団でなかった(今もそう)。戦争ゴッコみたいに「バン!バン!」なんて、まるで子供まるだしである。みんなで遊んでいる姿が、彼女をホッとさせたとのことである。
中には、「戦争ゲームをするなんて、、、」と眉をひそめる人もいるだろう。なに、かまうもんか。そういうのでホッとする、粋な仲間だっているんだから。
また、アリスの念仏での神秘体験については、和田寺で発行している「寺がーる」というフリーペーパーで、三号に亘って紹介された。ご存知の方も多いと思う。
http://taosangha.com/temple-girl/vol-04/
市内に入ってから、遅い夕食を食べに行った。まだ時差ボケだ。3人で四方山話をした後は、ホテルにチェックイン。
バスタブに浸かっていたら、いつのまにか眠ってしまった。ふと気づいてベッドに倒れ込んだつもりだった。すると今度は、電気をつけたまま眠ってしまった。日本でもギリギリまで、なんだかんだやっていたからなぁ、、、。
翌日からはミーティングで、夕方からは、法話と念仏ワークショップである。
ワークショップをやる前、「3時間もどうやって時間を持たせようかな、、、」なんて、ちょっと弱気になっていた。だが気づいたら、休みもなくいつの間にか3時間以上たっていた。
あれま、驚きましたね! きっと参加者が、集中力をつけて来たんだろうな〜。参加者が、あっ!と言う間だった、と言っていたから。
<続く>