イスラム教国のバングラディシュだが、ごくわずかに仏教徒がいる。その内の一つがラカイン人だ。彼らが信仰のシンボルとしている 仏舎利塔。それが、NPOユニ現地事務所所在のコックスバザールにある。
ラカインの人々が大切にしてきた仏舎利塔は、国民の大多数であるイスラム系の人たちに、一部を不法占拠されたり、壊されたり、また汚されるなどの扱いを受けて来た。
僕は、初めてコックスバザールに行った4年前から、いつかこの仏舎利塔の修復に力を貸したいと切実に思って来た。そして、とうとうその念願がかなうことになった。世界各地のユニで、力を合わせて費用を支援することになり、工事が始まったのだ。(詳しくは、NPOユニのサイトをご覧下さい。)
<コックスバザールの仏舎利塔>
<この仏舎利塔群は、丘の上にあって見晴らしもよい>
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計画としては、周囲にお花畑を造り、中の道場も整備する。ようするに、ここを「ラカイン仏舎利塔公園」のような、 聖地にしようという計画だ。ここで仏式結婚式をやったら、きっと、 とても良い思い出になるだろうなあ、と思わせるようなところである。
現地スタッフのラジョーさんが、念仏道場にすると張り切っている。完成の1月には、また出かけていくつもり。
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<ラジョーさん/なぜか、浄土宗のT シャツを着ているところが面白い>
修復工事費の捻出については、ヨーロッパや北米のタオサンガとの調整がいろいろと必要だった。
また、東福寺/天得院のライトアップLIVEに念仏ゴスペルが出るので、その練習もあり、また本番もあった。
<練習風景>
<本番前。緊張のあまり、引きつった笑いを見せるイギリス人のスー>
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そう言えば、国民文化祭、京都駅前での念仏ゴスペルの公演をyou-tube にアップして下さった観客の方がいた。
(他の映像は、サンガのウエブで近い内にアップされる予定)
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金曜日は、京都の新京極にある、「誓願寺」という浄土宗西山派の本山で、「気の幸福力」というミニワークショップを行った。
気でどのように幸福な人生を創造することができるのかを、身体で実感的に体験してもらうワークショップだ。
最後の感想では、「最初は、一体、どんな講義を聞くことになるのだろう?」と思って来たが、こんなに面白いと思わなかった」と言われた人がいた。また、「1時間半、笑いの絶えないワークショップなんて、はじめて」と言った人も。
<何人か、お坊さんの参加もあったミニワークショップ。写真は、最後のシェアリングの場面>
その後、新幹線に飛び乗り、東京へ。土曜日は、午後から雑誌のインタビュー。夕方からは、センターで音楽念仏と、その後の法話ライブ。さらに、海外向けの英語放送、ミーティングと続き、終わったのは午前1時。東京でも、さすがに電車はなく、30分かけて歩いて帰る。東京来てもこんなスケジュールだから、こっちの友だちともなかなか会えんな。
ところで、ツイッターというのを始めてみた。(ryokyu_endo)日常的なことは一切書かず(というか、書けず)、哲学的、宗教的なことしか書かな い。非日常世界からのメッセージということで、ご容赦願えればと思う。また、そんなTwitter があってもいいのではないかと思ってもみたりして、、、。