“楽器ができて良いですね”と言われることがあるが、実は、喜びは苦しみを内包している。
そしてその苦しみは、「一体なぜ自分は、こんなに激しい音楽への衝動を背負って生きなければならないのか?」を、僕によく考えさせた。
曲を生むことでしか救われない想いに陥っている時、曲が生まれる。
少なくとも僕自身に限って言えば、創造は、自らの心の負の要素を土台としている。
でも、最近気づいたことがある。それは、僕の音楽への衝動が、人にスピリチャルな体験をもたらしたいという想いと、交じり合っているということだ。
音楽は、神秘への扉である。人々の心に潜む、その神秘の扉を開きたい。
僕は、そんな激しい衝動を背負っている。これに気づいた。自分のキャラでもないのに、念仏サンガなどをやっているのも、きっとそのためだろう。
そして僕は、誰がいても、それがどんな場所であっても、まるで音楽の神の前に、投身するかのような想いで演奏する。
さて、アースガーデンという、東京の代々木公園で定期的に開かれているイベントで、演奏させてもらった。
主催者の南兵衛さん、ありがとう。
はい、本当に。