翌朝僕は、エイズ・ホスピスのある街、ロッブリーへ向かうため、中央駅へ行き切符を買った。出発は40分後だった。
<中央駅/坊さん用の特別待合い席もあるが、普通のおじさんやおばさんも、当たり前にのんびり座っていたりするところが、タイらしくで実にいい!>
<待てども来ない列車を待つ外人観光客>
<列車は大幅に遅れた>
出発予定のホームが変わったりしながら、延々と待たされた。放送がタイ語でわからないので(英語でもあったが、何だかよくわからない)、そのつど、車掌らしき人に確認に行ったりして落ち着かなかった。まあ旅とはこんなもんだ。
ホームに直座りして文庫本読んだり、同じ列車を待つ身の旅行者同士で、他愛もない話をしたりして過ごした。シカゴから来たというインド人カップルの医者がいた。日本にも行きたい、と言っていた。出身はムンバイだという。
<あっ、と思ったら違った>
<とうとうホームに直に座って、文庫本を読む>
ようやく列車が到着したので、乗り込む。列車に荷物を積み込むのは一苦労だったが、昨日からやって来たので、ようやく少しコツがつかめて来た。まあ別に、こんなことがうまくなっても、何がどうということもないんだけど。
列車に乗ること3時間半、ロッブリーの駅に着いた。駅から出たら、珍しくおばさんの人力車が声をかけて来た。
20バーツ(60円ぐらい)だと言うので、まあいいか、と乗った。そしてあらかじめ見当をつけておいた、ゲストハウス(安宿)に行った。
<ゲストハウスに到着。人力車であっけなく、3分ぐらいだったけど。おばさんへのつき合いで乗ったようなもんだから、まあいいか>
部屋代は250バーツ(700円)だから、シャワーもトイレも共同である。運良く、1部屋だけ開いていた。
部屋に入ったら、すでに4時前だった。本当は、すぐにでもエイズホスピスに行くつもりだった。
しかし調べてみると、とても歩いて行ける距離ではなかった。バスとモタサイを乗り継いで行くらしい。
<本日の宿。もちろんクーラーなんてない。写真で見るときれいに見えるなあ。安宿の利点は、近くに屋台街があることである>
暗くなる前にと、僕は水しか出ないシャワーを浴びた。そして街を散策したり、猿に占領されている寺院を見に行ったりて過ごした。屋台のそばも軽く食べた。
またパソコンの電源が壊れたので、街の電気やを回ったら、運良く三軒目にあり、購入することができた。
<この寺は猿に占領されている>
<街のいたるところに猿がいる>
<ヒッチコックのサル版というわけではないが、、、>
<駅付近の寺。見所も多い>
<この寺にも猿が、、、>
<お釈迦さまのお膝元でノミ取り>
<みんな元気か?>
<ロッブリーは遺跡と猿の街>
ロッブリーの夜
夜は遅めに、やはり屋台のテーブルで、ホッとくつろぎながらビールを飲みつつ食べた。明日のHIVホスピス寺院が、最後のミッションだ。
<一人屋台でくつろいで食べる。空芯菜の炒め物、貝、ご飯、ビール。今回の旅、最後のミッションの前夜>
ただし、ブログのミッションはなかなか追いつかない。この時点でも、まだバングラデッシュでの出来事を書いていた。実はブログこそが、僕にとって一番大変なミッションだった。(これ、ほんとのことです、、、)