2012/06/12 Categories:

僕が住職を勤めているのは、島根県の匹見というところにある。自然が豊かな所だ。十畳ほどのお寺には、電気、水道などのインフラは何もなく(実はトイレもない)、よって当然、檀家もない。

それでも村の人々は、このお寺を大切にして来てくれた。昭和38年の豪雪で、一度お寺が潰れたのだが、村のみんなで寄付して今のお堂を建てたという。

ずっと以前(お年寄りの話で、どうも戦前の話みたいだ)、ちゃんと庫裏(お寺の人が住む家)もあった頃、子供が4人いる酒飲みの住職がいた。しかし、借金取りに負われて夜逃げしたという。聞いたときは、つい笑ってしまった。

村の人たちは、今でも、草取りなどの手入れをしてくれている。僕が法要を始めたのは、昨年からだ。村の人たちは、”こういう日が来るのを待っていた”と言ってくれた。今年は、日頃お寺をお世話して下さっているお礼も兼ねて、昼食の接待もした。皆さん、とても喜んで下さった。

<法要のあと。チーズ!でなく、モンキー!と言ったら、みんな笑った>

<昼食の接待/実はお酒も出した>

<サンガの笑顔で、満州にいた時の話を聴く。考えてみたら貴重な話だ>

夜は、タオサンガのみんなでパーティ。昭和歌謡ショーから、コメディ劇「ネオ白雪姫」の出し物まであり、この日の夜は、爆笑につぐ爆笑だった。

<劇のフィナーレ/脚本も演技も、素晴らしかった! 来年のタイ大会で披露して欲しい!>

<二人の”美魔女”に囲まれて、ご満悦の「麻呂」、こと永田氏>

<帰る日の朝は、サンガ式HAPPY BIRTHDAY の儀式をやった。うーん、嬉しそうだな>

さて、ここ匹見の特徴は、「時間が止まったまま」な感じであることだ。こんな感覚は、なかなか味わうことができない。強いて言えば、東エルサレムが、ここの時間感覚に少し近いかも知れない。

 

 

 

コメント(1)

  1. rimi より:

    りょうきゅうさんが、和田寺の住職になられたということが、これからのタオサンガの未来にとって、とても大きなことのように感じます。
    それにしても、みんないい顔していますね!