霊的存在と生きる(3)

80年代中頃になって、

ようやく市民権を得た「氣や経絡」だったが、

当然、お金儲けの道具にする怪しげなセンセイ方も多かった。

 

ところで前のブログで、

「今後は、霊的世界についての話が市民権を得る時代が来るだろう」と述べた。

 

そんな時代においては、これまた当然、怪しげな人(グル)たちが乱立することになる。

 

なので、老婆心ながら、その時代に備えて注意すべき点を考えてみたい。

 

実はシンプルな見分け方がある。

 

それは、誰かを特別なグルに仕立て上げているかどうかだ。

 

そこに、ヒエラルキーのある人間関係があるかどうかだ。

 

もちろん、物質を見るのと氣や霊的世界を観るのとでは、

心の尺度が違う。それは事実だ。

 

しかし、だからと言って、そのような世界を観る人=悟った人とか、

神に近い人とか考えるのは、完全な誤解である。

 

(僧衣や法衣を着ていることもそうだ)

 

ところで猿社会には、徹底した厳しいヒエラルキーがある。

 

そして、人間が霊的に進化するほど、ヒエラルキーなど無くなっていく。

(霊的進化を阻む団体は、ヒエラルキーが厳しい。軍隊や宗教集団など)

 

だから、「XXセンセイ」という一人のグルを仕立て、

ヒエラルキーを生んでしまったら、

霊的には、猿社会に向かって退歩しているようなものなのだ。

 

さて、そんなことを前提に僕が明らかにしたいこと。

 

それは、どのように救われない諸霊を救い、魔を浄化するかということ。

 

通常、私たち、霊的な問題があれば、『XX先生にお願いして、』と、

すぐに誰かを頼りにしたくなる。

 

残念ながら、その根性では、

来るべき霊的時代の進化についていけないか、

喰い物にされるかのどちらかである。

 

来るべき霊的時代においては、

私たちが、自分自身で、諸霊の救済や魔を浄化するための

『回向力(えこうりき)』をつけなくてはならないのだ。

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