救われない霊は、霊的資質のある人に救済を求めて来る(2)

2)

 (前回の続き)

 したがって、もしあなたが、重苦しさなど、

心身の不調感を常に抱えて来たとしたら、

霊的原因、救われない諸霊の存在を疑ってみるべきである。

 

 救われない諸霊は、”将来、自分を救ってくれるかも知れない”

と思える相手の肉体にしがみつく。

 

そんな霊的資質を持った人間の所には多く集まって来る。

 

そして厄介なことに、

そんな諸霊たちには、通常、背後に魔(悪霊)が随伴している。

 

(悪霊は、カルマの集積によって独立した存在になったエネルギー体で、

救われない諸霊とは別物である)

 

 余談だが、タオ指圧臨床でも、

諸霊による症状の治療は比較的容易だが、魔を排出する治療には、

渾身の集中力を必要とする。

 

さて僕は現在、念仏(声明)修行の目的を、

霊的回向(えこう)、すなわち諸霊の救済(魔の消滅含む)においている。

 

その一番の理由は、霊的回向を行うことは、

人間に与えられた課題だからに他ならないからだ。

 

私たち人類は、過去の無数の存在、

(それらは現在、霊になった存在)の上に生きている。 

 

そして多くの霊には救いが必要である。

 

それは彼らのためだけではない。

 

今、現に現世に生きている人にとっても、必要なことである。

 

なぜなら、先にも述べたが、

彼らは、霊的資質のある人には、救済を求めて来る。

 

そして、そのサインとして、心身の不調、

人生の不調をもたらす。

 

重苦しさ、息苦しさ、その他、頭痛、肩こりや疼痛など、

それらは典型的な症状である。

 

そして私たちは、それらの症状の原因である諸霊に

救済をもたらすことによって、

スッキリと解放され、穏やかにくつろぐようになる。

 

これから私たちが迎えることになるのは、

「いかに霊的世界と向き合って生きていくか」

がテーマになる時代なのだ。

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