霊界話(第4)諸霊救済の原理

ここで諸霊救済の原理について述べよう。

 

ところで、諸霊救済を行うことを「霊的回向」という。

 

回向とは元々、

宇宙大霊や諸仏などの光明を何らかの対象にふり向けて、

その対象に、霊的あるいは現世的に、

福=利益(りやく)をもたらすことを言う。

 

さて、そこで諸霊の回向救済だが、

これには、抑えるべき3原則がある。

 

実を言うと、それを知らなかった頃は、

大変だった。

 

いくら諸霊が集まって重苦しく、

必死に念仏読経しても、

一向にスッキリしない。

 

重苦しいままであった。

 

それで、”自分には回向力などないのだ”と思っていたのである。

 

しかしある日、諸霊救済の3原則を教えて頂き、

それを元に霊的回向を行ったところ、心底驚いた。

 

あれほど重苦しかった心身が、

スッキリと晴れ渡り、楽になったのである。

 

それだけではない。

 

僕の周囲(1.5メートル)を、

柔らかく穏やかで平和なオブラートが

包んでいるような氣すらした。

 

さて、霊的回向の3原理とはどのようなものか?

 

まず第一の前提。

 

それは、諸仏をお迎えする「勧請」(かんじょう)である。

 

霊的回向には、必ず、諸仏菩薩諸天善神など、

高次の聖衆をお迎えしなくてはならないのだ。

 

興味のある方のために一応、書いておくと、

祈りとしては、以下のようなものである。

 

『宇宙大霊である「本有法身」のご許容(ゆるし)の元、

どうか一切の諸仏菩薩諸天善神の方々、

当道場(ここに)にお出で下さい』と。

 

そしてその上で、救済祈願を行う。

 

どんなものかと言うと、

「どうか宇宙法界一切及び、

自ら救済を求めて来ている

一切の諸精霊(救われない霊のこと)

ご救済ください。また、諸魔は消滅浄化下さい」

 

以上のように祈願しながら、念仏なり読経なり、

声明を唱えるのである。

 

また、最後には、宇宙大霊(本有法身=ほんぬほっしん)に祈願する。

 

「どうか、ご尊来下さった一切の諸仏菩薩諸天善神の方々の

お悟りが無限向上されますように」と。

 

<続く>

 

 

 

 

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