僕にとって一番、危険な瞬間とは?

僕の周囲には母親っぽいキャラが多い。

自他共に認めるその筆頭は、

イスラエルのマガリである。

 

実は、僕の顔が腫れ上がって、

”怪物”と化した翌日、zoomで、

インターナショナルメンバー(特に熱心な修行者とか指導員とか)向けの

講義が予定されていた。

 

それで僕は、「ちょっとワケあって、今日は顔出ししないけどね」

と最初に伝えてから始めた。

 

修行メソッドについての講義や質疑応答などが、

1時間ほど続き、ほぼ終わりになった時だ。

 

みんな真剣で、そこには、僕が話した内容に、

ちょっと圧倒されたような空気感が漂っていた。

 

実はこういう時が、一番危い。

 

と言うのは、以前のブログでも書いたが、

皆が神妙な顔つきになって聞いていて、

あたかも自分が説教垂れているような構図になった時、

僕はその空気に耐えられなくなり、

ジョークをかましたくなるのである。

 

この時もそうだった。

 

それで、”今回、なぜ顔出ししないかと言うと……..”と、

昨日のブログで書いたような、

顔が腫れ上がった自分の怪物体験を、

面白おかしく話してしまったのである。

 

僕が楽しそうにゲラゲラ笑いながら話しているので、

ほとんどの人は喜び、一緒に笑っていた。

 

ただ、中には、僕にリアルで会ったことのない人がいた。

 

Zoomに映った彼女の顔には、

”面白いけど、果たして笑って良いんだろうか?”と書いてあった。

 

もう一人、笑わない人がいた。

 

それが、我らがマザーのマガリである。

 

マガリからは、Zoom越しに、微妙な空気感が漂って来ていた。

(僕は内心、まあ良いや”と思った)

 

神妙な空気がぶち破れたことに満足した僕は、

ホッとして、Zoomから退席した。

 

そして後から来たのが、マガリーからのメッセージである。

 

そこには、”一体、なぜRyokyuさんがそんなことやったのか。

私は、それを問いただす自分を抑えられない”、と書いてあった。

 

お母さん、許してぇ〜。

 

”僕は、今、人生を色々学んでいます。”とだけ、

返事しておいた。

 

16歳で家出してからは、

すっかり、母親の期待や小言からは、

自由になったつもりだったのだが。

 

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