『杜子春』(とししゅん)は、芥川龍之介の有名な小説だ。
ご存知ない方もいらっしゃるので、どんな話かを簡単に述べる。
浮世の虚しさを知った『杜子春』(とししゅん)が、
一度、自分に黄金をくれた仙人の弟子になりたいと志願した。
師匠は、「これから何を見せても絶対に声を出さないなら、 弟子にしてやる」と言う。
そして、『杜子春』(とししゅん)は、 どんな苦しい目に遭っても声を出さずに耐える。
その後、杜子春は、 地獄でムチ打たれている両親を見せつけられる。
そして、母親がムチ打たれて倒れる声を聞く。
耐えきれなくなった杜子春は、 思わず、「お母さん」と声を出してしまう。
……杜子春は、その瞬間、この世に連れ戻される。
そして、仙人から、「お前があのまま声を出さなければ、 殺す予定だった」と言われる。 |
僕がこれを読んだのは、
中学生の時ではなかったかな、と思う。
<芥川龍之介>
それにしても、
自分が”リアル杜子春”を、体験することになるとは、
まさか夢にも思わなかった。
(しかも、ムチ打っているのが身内なので、
完全にホラーである)
グチを書いてしまって、申し訳ない…….。
「まあ誰だって、人生こんなときもあるよね」
と許して欲しい。
今、自分は、こうして声を上げている。
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