アミットさんが、ついに革命を起こした!
ことの流れはこうだ。
……初めて体験した「希望の火ワークショップ」に
勇気が出たのだろうか、
それからのアミットさんは、
怒涛のようにワークショップのスケジュールを組み始めた。
まずは、インドラ寺院(佐々井上人居住)が運営する寄宿舎で、
女学生たちに向けたワークショップ。
僕は、気を応用した、合気の技を含めたワークショップを行った。
ダリット(不可触民や、仏教徒など、被抑圧カースト)の女性たちは、
田舎では、常にレイプなどの危険にさらされている聞いたからだ。
<ツボを押すだけで倒す体験>
もちろん、そこから進んで、
利他の心がどのように自分の心身を強くするかを
実地に体験してもらった。
さらには、それがいかに自分の良き運命を作っていくかなどを、
からだを通して実感してもらった。
<癒しにつながることも体験してもらった>
<その場で決めた通訳の学生さん。頑張ってくれた!>
後で聞いたら、「昨日のワークショップもだけど、皆んな凄くハッピーだった」そうだ。
この2つのワークショップで、すっかり自信を得たのかアミットさん。
何と僕が、佐々井上人のお寺であるインドラ寺院で、
法話とワークショップをする、という話を
寺の運営委員会とつけて来たのだ!
しかも、朝のお勤めが終わった後だから、
数十人も善男善女がいる状態のところである。
皆、そのまま残っているから、
そのタイミングでやって欲しい、という。
なんと!
果たして、大丈夫なのか?
これはアミット革命ではないのか!?
と思ったが、もうこうなったら、後へは引けない。
皆さんに、「希望の火声明のマントラで、どう実際に、
身体の痛みが取れるかを体験してもらおうじゃないか!」
と、僕は覚悟を決めた。
インドラ寺院での法話&ワークショップ
<最後は皆さん、晴れ晴れとしていた>
まずは、大乗仏教について少し話した。
「ここナグプールは、龍樹菩薩がいらしたところですよ。
龍樹菩薩は大乗仏教を大成した人です。
大乗仏教が、上座仏教とどう違うかと言うと….」.
何てことを、少しだけね。
僕が、なぜかこんな話をしたのか?
それは、アミットさん曰く、
「インド仏教と言っても、残念ながら、
大乗仏教も上座仏教も、学んでいる人も、
説いている人もほぼいない。」
と言うことだったからだ。
僕は、”何とそれはもったいない。
ならまあ、少しでも……”と思ったのだ。
その後、何をやったか?
まず、どこか痛い人はいないですか?
と皆さんに聞いた。
何と、ほぼ全員、どこかに痛みを持っている。
よし、この痛みがどうやったら取れるのか?
実体験してもらいましょう!
と言うことで、4人で1グループを作ってもらった。
そして3人が1人を囲み、
囲まれた1人は、どこが痛いかを皆に伝える。
そして3人は、まず利他を祈る。(相手や人類の幸せなど)
そして痛みのある箇所に、仏の像(特に顔=相好)をイメージする。
その状態の中で、希望の火声明のマントラを唱えるのだ。
サンプルとして、最初に1人、僕の前に出て来てもらった。
そして、全員でその人のために祈り、イメージし、唱えた。
(美しいメロディが、会場に響き亘った)
わずか3分弱ほどだが、その後、サンプルの方に聞く。
痛みはどうですか?
”何だか、軽くなりました”と。
これでみなさんも、自信を持って進められるだろう。
そうして順々に皆で祈り、イメージしながらマントラを歌い唱え、
癒し合ったのである。
その後は、グループで、どのように痛みが取れたかなど、
それぞれ自分の体験を話してもらった。
最後は皆んな、晴れやかな顔をしていた。
こうして僕は、1)利他の祈り、2)仏様をイメージする、3)マントラを唱える
という、大乗仏教の手法が、真実であることを、
インド仏教徒の方々に、実際に体験してもらうことができた。
……..そしたら何とアミットさん、夕方は別のお寺でも、
僕の法話とワークショップを!
結局、後半戦には、怒涛のワークショップが、
何と通算5回も開催された。
もしインドで、大乗仏教革命が起こったら
2千年ぶりだろうなぁ。
<ポップコーン、マンゴ、ミルクなど、あまりに尊いお布施を御供養頂きました。
まさに”三拝九拝”の想いである>
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