”あ、これは自分が「保身に生きるか、身を捨てて生きるか」
というテーマなんだ”と、思った。
何の話かと言うと「インド行き」についてである。
昨年、チベット法王庁がインドのブッダガヤに
世界35か国の僧侶を集めてサンガフォーラムを行った。
その時、僕も登壇して
一部の司会(議長)とスピーチをした。
その結果、多くのアジアの僧侶たちと繋がりができた。
僕の講演を聞いた人たちの何人かからは
「もっと学びたい」と要望された。
ムンバイの大学で講習して欲しい、とも言われた。
それらの要望に対しては、
「オンライン講座を創るからね。」と答えた。
そこまでは良いのだが、
まだオンライン講座を始められていない。
僕はこのことを、少々心苦しく思っていたのだ。
ここで何の話をしているのかと言うと、
知り合ったインドの坊さんから、
来月開催されるブッダガヤの僧侶イベントに、
かねてより誘われているのだ。
この忙しい時にムリムリと思っていたのだが、
何と僕自身がネパールに行く案件ができた。
しかし、ネパールは下旬だがブッダガヤは初旬。
両方行けば、かなりの日数になる…..
しかし、この際、様々な国から来た
ブッダガヤのお寺の坊さんたちとも繋がりたい。
そこでイベントの内容を聞いてみたら、
何とパーリ語のお経を、
1週間以上にわたって一日中、唱えると言う。
ハレホレヒレハレ〜 (←古い!)
パーリ語なんて、
”ブッダン・サラナン・ガッチャーミー”しか知らん!
果たして、
自分の知っているマントラ声明の参加で
良いのかどうか?
(聞くのも何だか失礼なような気もするしなぁ….)
そこを、突撃参加するかどうか…..だ。
もし行ってみても、パーリ語問題で参加が厳しければ、
宿でオンライン講座の台本でも創っていれば良いし……。
「でも、12月のブッダガヤは寒い!」とか
(昨年は快適だったが2年前は寒かった〜)
”どうしようかな〜”とか考えたりしているうちに、
”あ、これは自分が「保身に生きるか、身を捨てて生きるか」
というテーマなんだ”と、思ったわけ。
自分に言い訳して、
ネパールだけ行くこともできる。
けど、保身に生きた瞬間、
僕は青春を手放さなきゃならないからなぁ……。
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