霊界話の利点の一つは、
宗教の壁を壊すことである。
それはなぜか?
霊界においては、
”何々教”というものは、存在しない。
心の気高い者は高い所にいるし、
心の卑しい者は低い所にいる。
何々教だから、霊的世界の高い所にいて、
何々教だから低い所にいる、ということはない。
一宗一派を開いた各祖師にしても、同様である。
また、諸霊救済のためには、
宇宙法界一切の諸仏菩薩や、
諸天善神様方をお迎えする必要がある。
そして、それら聖衆の方々は、
人間の祈願を受けて、諸霊を救済したり、魔を浄化して下さる。
霊界の聖衆と、われわれ人間には、
以上のような役割分担があるのである。
聖衆の方々の中には当然、古今東西の様々な祖師方、
宗教宗派をお開きになった方々が含まれる。
だから、霊的回向においては、宗教の違いなど、言ってられない。
宗教の壁がなくなるということは、
ある意味、言葉を超えた霊性だけが残る、ということだ。
とは言え、霊的回向を行う際には、
伝統的なマントラを繰り返し唱える。
では、どの伝統宗教のマントラを唱えるべきなのだろうか?
実は、各自それぞれが、
自分がアイデンティティを感じることができる、
宗教や宗派の伝統的なマントラを唱えれば良いのである。
なぜなら、どの伝統宗教のマントラを唱えても、
霊的回向のメソッドを行うことで
、諸霊救済や魔の浄化を実践することは可能だからである。
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