<写真はオープニングに集まった人たち(約1万人)。
日本から参加のスーが希望の火を持っている>
とうとうフェスティバル・オープニングの前日になった。
この日は、オープニングを創り上げるメンバーの
全体ミーティングがあった。
オープニングのプログラムでは
色々と出し物が多かった。
Timと言う人がグラストンベリーで、
20年灯して来た広島原爆の残り火と
希望の火が融合する儀式。
群衆が踊るダンスタイム、中東平和使節団のスピーチ、
群集がオームを唱える、花火など。
それらほぼ全てのバックミュージックを、
希望の火バンド「アミナダブ」が
演奏することになっていた。
正直言って僕は、気が気でなかった。
ぶっつけ本番なんて、
”どうしよう〜”とハラハラしていたのだ。
何せ、リハーサルができないのだ。
それでも僕らのテントには、
オープニングに関わる人たちが、
2、3人交互に挨拶に訪ねて来た。
詩の朗読をするビビという人がテントに来た時は、
「僕らにバック演奏して欲しいの?」と聞いた。
以下は独り言;
”リハーサルもしていないだぜ。
良いバックミュージックが演奏できるか、
自信ないすよ。
最高の演奏ができなかったら、
腹切るか首つりたくなるんだよ、オレ。”
(ひとりごと終わり)
そんなことがよぎっていたら、
テントの中でビビがいきなり朗読を始めてびっくりした。
それで僕も、”もうやるっきゃないか”(独り言)覚悟を決めたのだ。
ところでプログラムは、
僕とエティという人でZOOMミーティングしながら創り上げた
……とは言っても、例年やってるいくつか外せないことがあった。
それに主催側のエティに、「この人、オープニングで XXやりたがっているんだけど、
入れて良い〜?」とか聞かれると、流石に「ノー」とは言えない。
それでも僕は、現場を知らないなりに、
かなり精査しながらプログラムを創り上げた。
(ブッダガヤの仏教フォーラムで司会をすることになった時も同じだった。
まあ何事も、ヒーヒー言いながら、努力するしかないのである)
前日のミーティングでは、木陰に100人ほどが集まり、
エティが皆に進行を説明した。
僕もエティの隣に立って、自分が書いた曲を皆に教えて、
全員で歌って練習した。
<写真右がエティ。その隣がカナダメンバーのローレンス。
僕の隣がヨーロッパメンバーのアリス>
この写真は、テレビに映ってたよ〜、とイタリアのメンバーが送ってくれたもの。
イギリスのフェスティバルなのに、なぜかイタリアのテレビで映っていた。
(そういえば、何かテレビ局風の人が来て、撮影してたな……)
聴衆とコールアンドレスポンスする曲なので、
僕は、「Are you ready !?」(準備、良いかーい!?)とか何とか、
皆を盛り上げながら練習した。
(皆も、イエーい!という感じであった)
実は、ちょっとここに誤算があった。
僕は、100人全員がステージに上がって、
一緒にやるのだとばかり思っていたから練習しようよ、
と皆に呼びかけたのである。
僕らのバンド「アミナダブ」と1万人の聴衆とのコールアンドレスポンスだなんて、
全く思ってもみなかったのである。(バンドのサウンドとは全く違う曲なのだ)
それが翌日の本番で、エティに、「さあ、ここで演って!」と言われ、唖然とした。
”えっ!? 僕らのバンド「アミナダブ」だけで演るの!?”
”ええ、そうよ!”とエティはにっこり。
僕は膝から崩れんばかりに驚いたが、その時は、もう本番。
グダグダ言ってる時間はない。
意を決してステージに上がった.
そして映像がこれ。↓
https://www.facebook.com/100064422443159/videos/339213645892901
そんな、慌てた状態で演奏したものだから、
自分が書いた曲なのに、トチったりしている。
(だから正直に言えば、ミュージシャンとしては、
シェアするのが死ぬほど躊躇われる。
言い訳も千ぐらい書きたいところだけど、ひたすら我慢…….)
実は今、つい映像を観てしまった〜!(うぅ、、、、)
気を取り直して、
これは、もう最後の方で10時ぐらいだったかな?
何せ、夏のヨーロッパの日は長い。
9時でやっとこんな夕方の感じ。↓
9時過ぎ、オープニングセレモニーに集まってくる聴衆を相手に、
希望の火バンド「アミナダブ」は演奏を始めた。
そこに、火を持った人たちが向かって来る。
群集の中を練り歩く。
ステージに着いたら、セレモニーを行う
↓
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