猛暑のインドだが、デモンストレーション治療を始めた。
デモンストレーション治療というのは何かと言うと……
ようするに、痛みなどがある人を経絡診断し、
心身の状態を説明しながら、
10分程度の治療で症状を取り去っていく、というものだ。
(タオ指圧ワークショップで最後にやることが多い)
最初に行ったのは、目眩と背中が痛く吐き気もするという、
アミットさんの弟さんだった。
腹部を診たら、心包系という経絡の虚である。
これは、中枢循環の不良のために起こった、目眩である。
同じ姿勢を続けると起こることが多い。
聞いてみたら、果たしてその通りだった。
まず、上肢・下肢の心包経の虚を取った。
また、心包虚は、胸椎7〜9番に陥没がある。
それを見せてから、その矯正をした。
そうしたら、すっかり良くなってしまった。
喜び勇んで、エキサイト状態に陥ったのが、
アミットさんである。
この後は、お母さんやら親戚やら、次から次へと人を連れて来た。
まあ僕の方も、一宿一飯の恩義があるので、
ひたすらやり続けて行った。
膝の痛みもあるし、肝性腹水の出ている人までいた。
翌日は、僕を誰かの家に連れて行って治療させたりもした。
(下肢全体が痛かった人から、その他、様々)
僕も文句を言わずに、治療を続けて行った。
それにしても、インドには驚くほど病んでいる人が多い。
ただ、反応はやたら良い。
皆、あっけなく良くなるのが救いである。
長年の痛みに苦しんでいたシーク教のお金持ち夫婦が、
二人ともに治ったのをめちゃくちゃ喜び、
会員制の最高級の施設に連れて行ってくれ、
豪勢な料理をご馳走してくれた。
<イギリス統治時代からの豪華なクラブ>
お父さんは前首相とも知り合いとのこと。
「希望の火」のインドツアーでシーク寺院を巡るなら、
全部繋げてくれるとのこと。
これは朗報だったな。
<追記>
今回、インドでやってみたら、
皆、やたらあっけなく良く治っていったので、
記録に残せたらと思い、多少は映像を撮ってもらった。
編集したら公開できるかも知れない。
最近のコメント