「タオ指圧入門コースの受講は、私の人生観を変えるものでした。
受講以前の私は人生を悲観し、老いや死を必要以上に恐れていました。
人生に明るい未来など描けず、希望などないと思っていました。
それがタオの教えやワークによって得た良い気の実感、仏教の教え、阿弥陀仏、浄土の実在を感じた体験などによって、人生は捨てたものじゃないと思えました。
以前より心穏やかに過ごせています。
タオ指圧の教えは、どれも普通に生活していたら気付くことがなかったであろう内容ばかりで、はっとさせられることが多々ありました。
一つは東洋医学的な世界観です。
私たちの持つ常識は自然科学が基礎にある西洋的な価値観が基になっています。
その常識のために東洋医学の書籍を読んでも抽象的で理解できませんでした。
ですがタオ指圧の講義を通して、自他の区別のない感性、人にとって本当に優しい生命観がどういうものなのか、その片鱗がわかったように思います。
一つは潜在意識の力です。
人が思う力が、私たちの行動や人の心にこれ程大きな影響を与えているなんて思いませんでした。心の状態一つで結果に大きな違いが表れることを実感できました。
気は潜在意識や言葉によって良くも悪くもなるのだということを体感して知ることができました。
一つは仏教についてです。
私は、仏教は思想的な学問的なものであって、一部の人が学べばいいものだと思っていました。しかし経典などを読んでみると、人が幸福になるにはどうすればよいか、救われる道はないか、どう生きればよいかを先人たちが2500年以上に渡って積み上げてきた智慧でした。
私は生老病死の苦悩の中にいて、救われる道があるのだということを知ったとき、良かったと心から思えました。ただ経典を読んだだけでは信じようとは思わなかったかもしれませんが、タオ指圧での体験があったために素直に信じようと思えました。感謝しています。
指圧に関してもとても奥深いものだと感じています。私は二年ほど前から理療科で学んでいます。ですが、そこで習う経絡や治療の知識はどうも違うと思いました。
2000年以上残っているものがこの程度のはずがない、人間の力はこの程度ではないと思ったのです。
そして、自分で経絡治療について色々と調べた結果、タオ指圧に出会いました。
施術者の在り方、患者さんとの向き合い方、気の原則、経絡の認識、施療のやり方など、どの教えも含蓄があり説得力がありました。
治療家として自分が打ち込むべきものはこれだという確信、自分にとっても周りの人にとっても良いものになるという確信が持てました。」
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