すでに自分は死んだ者として生きる

確かキリスト教で、

「すでに自分は死んだ者として生きる」

というような言葉があったかと思う。

 

元々僕は、明日の生命はない、

ぐらいの気持ちで生きて来た。

 

でも、これからはキリスト教で言うように、

すでに死んだつもりで生きなくては……。

 

でないと、とても、

これまでと同じようには活動を続けられない。

 

家族のような気持ちだった仲間が逝ってしまった。

 

自分はすでに死んだ人間だと思い、どんなに打ちのめされても、

幽霊か透明人間のように人生を通り抜ける。

 

その人のためにも、自分はやり続けなければならない。

 

まるで、神風特攻隊の仲間が出撃した翌朝のようだ。

 

光がまぶしい。

 

すでにその光の中にいるその人は笑っている。

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