【対談】トーシャ・ガンジー & 遠藤喨及

〜HOPE80 広島トークイベント 〜    at  広島市国際会議場  ・ 2025年9月14日

 

昨年の話だけど、面白かったのでシェアしたい。

 

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司会:
まず最初に、トゥシャー・ガンジー氏をご紹介します。

ガンジー氏は長年にわたり、人権擁護のために尽力し、
インドで貧しい女性や子どもたちと共に歩みながら、
非暴力と平和の理念を力強く訴えてこられました。

マハトマ・ガンジーの曾孫として、
その精神を現代に生き、次の世代へと伝え続けておられます。

そしてもうお一方――遠藤喨及(りょうきゅう)先生。

僧侶であり、音楽家であり、タオ指圧の創始者。
そして「HOPE-80プロジェクト」の発案者でもあります。

「希望の火」の創設者として、
音楽と癒し、法話を通じて、

世界中の人々と平和の祈りを分かち合ってこられました。

 

そのすべては、紛争地で人々を支援してきた

ご自身の体験から生まれたものです。

 

思いやり、利他――それを行動へと変えることの大切さを、

今も情熱的に語り続けておられます。

 

それでは、あらためて大きな拍手をお送りください!👏

 

司会:
お二人の間には特別な絆があるそうですね。

 

 その出会い、そして今日までの歩みを、ぜひお聞かせください。

まずはトゥシャーさんからお願いします。

 

トゥシャー・ガンジー:

 

 実は私は、彼のことを“先生(Sensei)”と呼んでいるんです。

……本人はいつも「やめてくれ!」と言うんですけどね(笑)。

 

本来なら、私のパートナーであるウィンストン・チャーチルの曾孫、

ルーシーさんがここにいるはずでした。

 

 でも健康上の理由で来られず、代わりに先生がその役を務めてくれています。

 

私と先生の出会いは、少し前にさかのぼります。

「希望の火」関係者から、インド・ラージガートのマハトマ・ガンジー記念碑にある“永遠の火”と、

自分たちの火を一つにしたい――という依頼が届いたのが最初でした。

 

本来は父が行く予定でしたが、病気で行けず、
代わりに私が訪れることになったのです。

 

 それが、先生との最初の出会いでした。

それ以来、数々の旅を共にしてきました。

 

 今年の春には、ローマ・バチカンでローマ教皇に謁見。
 

そしてグラストンベリー・フェスティバルでは、
先生が“ロックスター”としてステージに立ち、
私も一緒に出演しました(笑)。

 

本当に、素晴らしい旅が続いています。

 

司会:
すてきなお話ですね。では遠藤先生、お願いします。

 

遠藤喨及:
僕は、 彼が“マハトマ・ガンジーの曾孫だから尊敬する、

ということはありません。

 

 僕はDNAを信じていないし、“体験”で人を判断するタイプなんです(笑)。

 

トーシャと旅を共にして感じたのは――
彼の「どんな状況にも自然に適応できる力」です。

 

たとえばイタリア国会でのこと。


 僕が予定より話しすぎて、彼の持ち時間がなくなりそうだったんです。

でも彼は、何も言わず、静かに微笑んで受け入れてくれた。

その姿に、僕は“空(くう)の心”――
仏教でいう“無心の優雅さ”を感じました。

トーシャはどんな場でも柔軟に応じます。
例えばメディアの質問が政治的にきわどい時でも、

いつも落ち着いて的確に答えています。

 

そして何よりも――
一緒にいると、お互い、

まるで7歳か8歳の子どもに戻ったような気持ちになるんです。
 

心から信頼できる、愛すべき友人です。

 

司会:
とても温かい友情ですね。ありがとうございます。

 

トゥシャー・ガンジー:
ここ広島で、まるで魔法のような瞬間がありました。

 

原爆資料館を訪れ、平和記念碑に献花したあと、
東條英機元首相のひ孫と、トルーマン大統領の孫が並んで花輪を捧げたのです。

 

あの光景こそ、「平和そのもの」でした。
私はその場にいられたことを、心から誇りに思います。

 

司会:
本当に感動的ですね。

 ではお互いに、「共に活動していて尊敬する点」を教えてください。

 

遠藤喨及:
彼のすごいところは――
言葉にしなくても僕の意図を汲み取ってくれること。

 

 だから、説明がいらない。
いつも自然に通じ合って、スムーズに前へ進める。

 

平和運動を続けるうえで、
一緒に歩むだけで前に進む力をくれる仲間。
 

それが、トゥシャーさんですね。

 

トゥシャー・ガンジー:
たぶん、私は先生が“ちょっと怖い”んです!(笑)

 

 「先生と呼ぶな!」と言われるほど、
ますます呼びたくなるんですよ。

 

遠藤喨及:

 あるとき僕が、「もう先生って呼ぶな!」って言いながら、
後ろから首を軽く締めたら、

 彼が「ノン・バイオレンス(非暴力)」って言い返してきてさ!(笑)。

(二人とも大笑い)

 

トゥシャー・ガンジー:
でも本当のところ――先生は“クール・デュード”。

 

 興奮しているようで、いつも落ち着いている。
まさに“オリジナル・クンドゥ”、本物の「かっこいい人」です。

 

司会:
(笑)素晴らしいです。

 

 では最後に、若い世代へのメッセージをお願いします。

 

トゥシャー・ガンジー:
若い人たちは、よく言われます。

 

 「あなたの時代はいつか来る。今は待ちなさい」と。

でも、私はそうは思いません。

 

未来を手にしたいなら、
“今”をつかまなければならない。

 

未来は“待つもの”ではなく、
“今ここから創るもの”です。

 

(拍手👏)

 

遠藤喨及:
まったく同感ですね〜!(笑)
 

信じて、行動して、あきらめない。
――不可能なんて、何もない。

 

(拍手👏👏)

 

司会:
本当に素晴らしいお言葉でした。

 

 心のこもったお話を、ありがとうございました。

皆さん、どうぞお二人にもう一度、大きな拍手を! 👏👏👏

 

追記:

マハトマ・ガンジーと東條英機首相のひ孫がバックコーラスで入っている

英国グラストンベリー音楽フェスでの演奏風景。

映像は、こちら→ https://youtu.be/93fcEELdg3Y

写真中央:トーシャガンジー

2人の中学生(トーシャ・ガンジーと喨及)がローマでジョークをかまし合っている映像。

                                                     

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