<写真は、神風特攻隊のパイロットたちが、
出撃前に過ごした所>
翌日もまだ台北だった。重要なミーティングが2つほどあったのだ。
1人は、台北在住30年の原さんである。
コンピューター関係の会社を経営されている方で、
この人とは信じられないような経緯で出会った。
(このことは、あらためて書くことにする。
何せその経緯が、まだ調査中なので…..。)
僕は、原さんの人間力を感じた。
あの繊細な人に対する気遣いは、
人生の悲しみを知っているからに違いない。
.(….と思ったのは、僕の投影だろうか?)
とにかく原さんは、30年前のビル・ゲーツに、
すごい額の貸しがあるほどの面白い人なのだ。
さて、夜は、台湾の大学教授で政府関係の仕事もしている、
智慧さんという女性とのミーティング。
日本の早稲田大学でも教えているとのことで、
台湾の複雑な政治状況や、その他、
今回のプロジェクトに大いに関係がある寺などを紹介して頂いた。
そして翌朝、早くから出発である。
車でパイさん、そぎゅうさん、ラオシャオが迎えに来てくれた。
目的は、まず宣蘭(イーラン)のお寺。
台北から1時間ほど車で行ったところ。
ラオシャオの紹介だ。
すごく大きく立派なお寺だったが、
住職は、話を真剣に聞き、
すぐに全面協力を約束してくれた。
素晴らしい、大ヒットだった!
聞けば、色々なことにオープンで、
様々なイベントをやっているそうだ。
宣蘭(イーラン)のお寺の住職
次に、花蓮に向かった。
さらに車で2時間半ほどの距離。
花蓮は、慈済会の本部(度肝を抜くほど巨大だった)があるところだ。
ここには、神風特攻隊のパイロットたちが、
出撃前に過ごしたという場所(ミュージアムになっている)があった。
ここを訪ねて、女性館長と交渉した。
快く話し合うことができた。
大人数で、大掛かりなイベントだと大変だけど、
そうでなければ歓迎という感じだった。
防空壕のあと
特攻隊の生き残りの人が訪ねて来ることもあったらしく、
手紙なども見せて頂いた。
(これから、連絡を取る必要がある)
その後は、元日本のお寺を訪ねた。
佐伯さん(南天会=佐々井秀嶺上人の後援会長)
の御祖父が、かつて住職をされていたお寺である。
その世話人である、あだ名が「鉄人」という人と会って、
相談した。(観光寺院で僧侶はいない)
「このお寺を使ってイベントしても良いけど、
仏光山に行ってみる?」と聞かれた。
仏光山は、慈済会と並ぶ、台湾最大の仏教団体だ。
もちろん、2つ返事でOKした。
あらためて、午後に待ち合わせして、
仏光山の住職(尼僧さん)に会って話し合った。
う〜ん、宣蘭(イーラン)のお寺の住職ほどの
ヒットはなかったな…..。
花蓮でも、もっとヒットするところはないかな、
と、ちょっと未練はあったが、
今日の活動はここまでだった。
何せ半病人のまま、早朝から動き回っているのだ。
宿は道教寺院の古い宿坊で、5人の雑魚寝だった。
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