実は、大人になってからの人生のほとんどを使ってやって来たことがある。
それは、目に見えない霊的な存在によって起こる様々な心身の不調。
これらを取り去る方法を、
いかに他の人々に分かち合うか、というテーマの研究である。
目に見えない霊的な存在というのは、
救われない霊であったり、魔と呼ばれる邪霊であったりする。
多くの人の症状が、それらが原因で起こっていることは、
タオ指圧臨床で散々、体験して来た。
そして僕は、18才の後半から20代の前半まで、
諸霊を救済し、諸魔を浄化する霊的回向の修行を、
実はやっていたのだ。
だけど僕は、昔、師匠に、”これら霊的内容は、
封印するように”と言われていた。
理由は、その時点では、
諸霊救済など霊的回向(えこう)の技法が、
従来の仏教との整合性を取り切れてなかったからだ。
僕はその師匠の元から去り、あらゆる方法で、
様々な行法を試みたりしながら真実を模索していた。
それでも、言いつけを守って封印して来たのだ。
しかし僕には、自分の霊的体験を、
人々に分かち合いたい、という止みがたい想いがあった。
だから密かに、
両者が矛盾なく融合する行法の体系を研究せざるを得なかった。
それはいつ終わるとも知れない、
果てしないほどの時間がかかった。
その上、伝統仏教の精神もまた受け継いでいるから、
伝統を超える修行内容をあからさまにシェアしていくことには、
どうしても躊躇があった。
正直言って、崖から飛び降りるほどの
向こうみずな勇気が必要だった。
しかし今の時代、あまりにも多くの人が、
ネガティブなエネルギーにやられてしまう。
今や、霊的存在と向き合わざるを得ないと判断した。
そして”もはやこの時点で、もう封印を解き、
「希望の火声明」の意義と目的(霊的救済、諸魔浄化等)、
またその方法を明らかにせざるを得ない”と覚悟を決めたのだ。
僕は、体系付けた霊的回向のソッドにしたがって、
邪霊の浄化や救われない霊の救済などを、「あからさまに」始めた。
…….それは何と自分の心身を楽にしたことだろう。
行法の結果、心身の快さや浄化された静謐な場が生まれたことに、
僕は、驚きを禁じえなかった。
声明における諸霊救済
目に見えない霊的な存在は、私たちの心身に対して様々な形で働きかけて来る。
ある意味、その中心となるのは救済を求めて来る諸精霊だ。
そのサインは、心身の違和感や不快さとして体感される。(頭痛含む)
本来、心身は、宇宙と融合した快い状態であるべきものだ。
しかし諸霊が救いを求めて来ることによって、
心身の一部に不快さや重さなどを感じる。
その辺りの事情を知らないと、
心身の不快さや重さを、自分の一部だと認識し
、つい自らに取り込んで、カルマとして背負ってしまう。
それらはやがて増え、いつしか大きくなっていく。
霊的回向の行法メソッドで、救いを求めて来る諸霊を、
諸仏菩薩によって天上界に救済して頂くことができる。
それによって行者は、宇宙大霊と融合した、
温かく快い心身を得ることができる。
さらに守護の諸天善神の向上回向をすることにより、
青空のように爽快な場を創ることができる。
諸魔の浄化
救いを求めて来る諸霊には、必ず諸魔が随伴しているという。
(”という”って、まあ実際、そうなんだが……)
また諸魔は、単独で邪魔しに来ることもある。
その場合は、エネルギーを吸い取り、落とそうとする。
またそれだけでなく、イライラさせたり怒りを起こさせたりもする。
一番多いのは、志を落とさせようとして、囁いて来ることだ。
何せ、私たちが住んでいるのは、天上界ではなく人間界である。
だから、古の昔から
、”良いことをしようとすれば、魔が来る(好事魔多し)”と人々は言ってきた。
人間界では、修行や世界向上への志を落とそうとして魔が働くのは、
日常茶飯事である。
(これに打ち克って智慧を高めることが、人間界のゲームなのだから)
救済の諸霊に随伴して来る諸魔は、
諸霊の後ろに隠れているので分かりにくい。
しかし表に出すと、エネルギーを吸い取り、
落とそうとする、という特徴がわかる。
彼らは回向救済の邪魔になる。
そこで、諸霊救済に先立って、まずは諸魔の浄化を行う。
霊的資質の有無
霊的資質のある人に諸霊が救いを求めて来るのは、
ある意味、当然である。
救われない諸霊は、心身にもたれて来る。
そして、諸霊が溜まって来ると心身が重くなり、
やがて不調になっていく。病気になることもまれではない。
実は、霊的資質のある人に起こる心身の不調の原因の多くは、
霊的な問題である。
(西洋のあるユング派の精神科医は、
精神病の原因の100%が悪霊によるもの、
と本に書いている。)
*これについての言及は控える。
体感的にピンと来ない人は、
目に見えない存在などはないとして、
無視していれば良い。
しかし、霊的資質のある人は、
霊的存在を無視して生きることはできない。
彼らは、一日一回(少なくとも1時間)は、
回向救済を行じて、心身を快適にしていく必要があるはずだ。
毎日やっていれば、心身だけでなく、
家の中も浄化されて行く。
また、守護の諸仏菩薩や諸天善神が増えるので、
温かく快い氣が家の中に満ちていくようになる。
実践者による感想:
「涙が出ます、先生ありがとうございます。
このメソッドを理解するには、長く、刺激的で、ドラマがありました。
これには全てが含まれていて、深く深呼吸をして、全てを悟りました。
私はちょうど、1つの小さな悪霊(魔)が、
家賃も払わずに何年も私の喉に留まっていることに気づきました。
私は何度も何度も、お前は悪霊(魔)だ!と言いました。
そして今、白毫の光を当てていたら、喉が温かくなり、快さを感じています。
言葉が足りません……ずっとこれを一切に伝えていきたいです。」
マガリ・ブロッシュ
上記は、1つの例だが、霊的回向の効果の体験談を、
実に多くの人々から頂き、驚いている。
霊的なことが原因で心身の不調を感じている人は、
僕が思っていた以上に多かった。
霊的資質のある人にとって、
これまでの人生をかけて体系づけた霊的回向の行法メソッドは、
大きな救いになる違いない。
今更ながら、そう気づいた。
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