台湾籍の日本兵英霊、約33000人のため、慰霊碑を建てることにした。
そこで、「どうせなら、台湾の人々が祈りを込めた『希望の火』を
慰霊碑建立セレモニーで献火したい」と思い立った。
しかしそれには、アースキャラバンを創り上げた時のように、
かなり準備が要る。
まずは、その準備のため、台湾を巡らなければならない。
(アースキャラバン中東を創った時は、
ガザ空爆中で空港閉鎖に遭いながらもパレスチナに入り、
紙切れのコピー一枚を片手に、走り回ったのだ)
僕は、台湾巡礼について、古くからの友人である祖牛さんに話した。
(元比叡山、大徳寺のヒッピー坊さん)
すると彼からは、「ワシは、台湾人ヒッピーたちと繋がりがあるよ〜。」
と、自分も同行して、このプロジェクトに参加するという申し出があった。
(そぎゅうさんは、なぜか昔から、自分のことを「ワシ」と言う)
僕はこの申し出を、ありがたく受けることにした。
何せ、祖牛さんと知り合ったのは、
沖縄から台湾に向かう船の中。
その後、台湾を一緒に旅したのだ。
(しかも、1週間後に別れたら、
2、3日後にはまた偶然、会った。
そして結局、そのまま一緒に旅を続けた)
祖牛さんからは、「向こうの人たちの協力を仰ぐため、
旅の目的を英語で書いて欲しい」と言われた。
それで書いたのが以下である。
日本語訳は、
その後、東北のお寺の住職にも知らせる必要が出て来て、
翻訳した。(その後は台湾語に翻訳してもらった)
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台湾の人々の祈りを集めて巡りたい
~その理由や実現したいこと~
遠藤喨及 & 福村祖牛
- きっかけは一枚の記事から
“… 元神風特攻兵だった台湾人の方の記事を読んだとき、
僕は胸の痛みを覚えた。
その方、現在、90半ばを超える呉正男さんは、 13歳から日本に住んでいる。
呉さんによると、 第二次世界大戦中、約33000人の台湾人が 日本兵として戦死されたという。
呉さんは、それらの方々のための慰霊碑が 日本に建立されることを願っていらした。
僕は、そのような歴史を知らなかったことを恥じた。
また戦死された方や、 そのご家族の方々の気持ちを想わずにはいられなかった。
そしてそれ以来、 僕は、たとえ小さなものでも、 それら台湾の方々の霊を弔うための慰霊碑を 建立することを発願した。
同時に、 非特定営利法人アースキャラバンのメンバーに相談した。
そして慰霊碑は、「希望の火」を常灯する 松本道場の敷地に建てることになった。
遠藤喨及 |
「希望の火」とは?
”世界各地の聖なる火、歴史的な火を一つに集め、
そこに人類が祈りを込めていく運動”です。
2019年から始まり、フランシスコ・ローマ教皇や
ダライ・ラマ法王などを含め、
現在までに約16万5千人の祈りが込められています。
ローマ教皇(バチカンにて) ダライ・ラマ法王(インド・ブッダガヤにて)
現在、広島原爆の残り火、
お釈迦様・平和の火(ルンビニ)、マーチンルーサー・キング牧師の火など、
世界各地の15の火が、「希望の火」の中に融合しています。
広島原爆の残り火 お釈迦様・平和の火(ルンビニ)
キング牧師の火
すなわち、人類の融合と平和の象徴なのです。
2分、映像を見る…… https://www.youtube.com/watch?v=4etcvqskdBo
ウエブサイト : https://flameofhope.jp/
台湾巡礼で実現したいと願っていることは?
慰霊碑の建立セレモニーを計画しています。
その前に、希望の火を携えて台湾の各地を自転車で巡り、
人々に祈りを込めて頂きたいと願っています。
台湾の人々の祈りが込められた「希望の火」を
慰霊碑に献灯して、セレモニーを行いたいのです。
私たちは、なるべく多くの人に祈りを込めて頂きたい。
そこで、台湾各地で、
希望の火バンド「アミナダブ」による音楽演奏の中で、
人々に祈りを込めて頂きたいと願っています。
アミナダブは、僧侶による浄土音楽のバンドです。
その楽曲は、日本だけでなく、
香港、台湾、マレーシアなどのTV、
ラジオでもオンエアーされています。
歌詞はお経で、これは「般若心経」をテーマにした楽曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=s6oNlsc6-Vc
また、これまでヨーロッパや中東でも演奏して来ました。
AMINADABU PV Video
なぜ台湾を自転車で巡ることを考えたのか?
戦後80年目の2015年から、
コロナが始まるまでの2019年 、
私たちはアースキャラバンとして、
原爆の残り火を携えて、
毎年、世界各地を巡礼していました。
長崎から東京まで自転車で走り、
ヨーロッパや北米をへて、
中東のエルサレムまで、
その5年間で、13か国、76の街でイベントを行いました。
だから、私たちにとって自転車で巡ることは、自然な流れでした。
希望の火の歴史をご覧ください。
https://taosangha.co.il/hoplat/34/history-jpn.htm
今回の訪問で実現したいこと
私たちは、人類の幸せと自由、また平和という、
同じ願いを共有する人々との出会いを求めています。
そして、そのような心を持つ人々と、
台湾巡礼で行うイベントを共に創ることを願っています。
福村祖牛 遠藤喨及
さて、旅はどうなったか?
ー続くー
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