シッタルダ

 

写真右から2番目がシッタルダ。

 

3番目は、僕の財布を尾道で拾ってくれた

のがきっかけで知り合ったジャイディープ。

 

僕の隣が、トーシャ・ガンジー。

 

日本人の僕が、知らない者同士の3人のインド人を

引き合わせるなんて、妙な話ではあるけど。

 

今日は、伝説の石川淳哉さんという人に会いに、

御殿場まで行って来たんだけど、

 

 

(写真は、に本山妙法寺が建てた仏舎利塔のある平和公園)

 

このままだとシッタルダのことを

書かずに終わりそうなので、

書くことにしよう。

 

シッタルダは、

アメリカの名門大学で情報工学(IT)の博士号を取得。

 

マイクロソフト、インテル、アマゾンと、

世界の超有名企業に勤めていた。

 

それが一転して、インドに戻り、

サドゥ(乞食坊主)となって2年。

 

エリートだったのが、一気に、家のない、

物乞いの暮らしてある。

 

……現在、彼は、ヒンズー教の寺に住み、

師匠に「いい加減、

世の中のためのなることをしなさい」

と言われて、色々やっていた。

 

そんなとき、僕とムンバイで会った。

 

…..というか、僕が呼んで来たのだ。

 

僕は、世界を利他に変えるためのプロジェクトを

実現しようと長年、悪戦苦闘してきた。

 

それは、「ネット上の自分の行為が全て、

世界の子供たちのお米支援になるプラットフォーム」

を作ることだった。

 

僕は、シッタルダと電話で5分話し、

「この人だ!」と直感で想った。

 

そして、ムンバイから飛行機で2時間ぐらいのところに住んでいる彼に、

「チケット代と宿を出すから、来て欲しい」と呼んだのだ。

 

ムンバイでは、一緒に、ガンジーのひ孫のトーシャに会ったり、

また、僕の財布を拾ってくれたジャイディープと会ったりした。

 

そして、そのプロジェクトについて、

延々とミーティングをして過ごした。

 

シッタルダは、いつの間にか、

ボランティアでやってくれているが、

彼のすごいところは、自分を一切誇らず、

ひたすら謙虚で、ひたすら利他で、

そして責任を持ってやってくれることだ。

 

これは、本当にすごい。

 

 

過去を完全に捨て去っているのは、

物資世界に、全く重きを置いていないからだろう。

 

シッタルダとのコミュニケートは

何だか切ないような気持ちになる。

 

シッタルダは、何だか懐かしいような存在だ。

 

僕は、子どもの頃に欲しかった友だちに会ったような、

何とも言えない気持ちになる。

 

「楽しいことをもっと味合わせてあげたい」と思ってしまう。

 

 

 

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