<ブッダガヤで行きつけのカフェ。犬が来るので僕は『ローレンスカフェ』と呼んでいる>
1)
4日間、ブッダガヤで、「死んでも良いや」
というくらい幸福な独り修行者として過ごしていた。
その後、日本から山往(さんの)さん、晃命(あみ)さんたちが到着し、
別のフェーズに入った。
まず宿を、チベット人経営のホテルに移った。
そこは去年、チベット亡命政府の大統領と会見したりしたところだった。
だから当然、「きっと良い環境に違いない」と思っていたのだが、
いざチェックインしてみたら、うぅ、寒い……。
そして暖房はないのだった。しかし2泊した。
<ローレンスカフェは夜遅くまで開いている。>
去年、仏教フォーラムで泊まったホテルは隣だった。
で、そこに移動しようとしたら、うぅ、高い…..。
去年の仏教フォーラムの参加者には、
宿も食事も提供されていたので、
値段を知らなかったのだ。
移動したホテルも寒いので、結局、ホテルを転々とした。
まるで、安い快適なホテルを探してウロつく、
バックパッカーである。
相変わらず精神だけは常にバックパッカーなので、まあ仕方ない。
すったもんだしながら2日後にはナグプールのアミットさん
(佐々井秀麗さんの寺の檀家総代)が到着し、
日本から祖牛さん一行も到着した。
総勢6人となり、独り修行者の時代は、
こうしてあっさりと終わりを告げた。
<昼間のローレンスカフェ。(身体障害者には無料のチャイを提供するそうだ)
ここで僕は、映画「Sri Sittarda Gautama (ブッダ)の主役俳優に、奢ってもらった>
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Gagan_Malik
2)
それにしてみ、「お! 流石だな!」と思った。
晃命(あみ)さん、山往(さんの)さんは、
着くなりすぐ活動を始めたのだ。
さすがに到着日はミーティングしたり、
菩提樹のところで開かれている
国際的な修行の会に参加したりした。
しかし、翌朝からは、さっそく『希望の火』を持って、
各国のお寺を巡り出した。
各国のお坊さんたちに祈り込めてもらい、
世界へのメッセージを録画していく作業である。
(なぜか祖牛さんは、”勇気あるなぁ….”と感心している)
しかし、希望の火の活動をしている僕らは、
行動にためらいがあってはならない。
ためらったりするのは、だいたいが「相手にどう思われるか?」
を考えてビビるからだ。
そんな自己保身は、「死なないように生きている人」たちの
大好きな習慣である。(←あ、つい失礼な表現をしてしまった!)
様々な案件を彼らに任せることができるようになったおかげで、
僕は、祖牛さんのスピーチ原稿の推敲を念入りに行うことができた。
祖牛さんの原稿は、イギリス人のスー(日本在住)と、
長時間にわたって電話でやり取りしながら完成していった。
その後は、部屋にこもって祖牛さんと2人で練習した。
(僕は通訳の練習ね)
その他は、腰痛に悩むアミットさんの治療。
(相当の重症だった)
そんな2日間を過ごした後、いよいよフォーラム開幕になった。
(朝食集合は7:30am。全然楽だなぁ)
何せ、菩提樹で行われていた「ティピタカチャンティング(経典読誦)」の修行会は、
朝食の集合が5:30am だったから。
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