光と闇の闘い

キリスト教では異端とされて滅ばされた、グノーシス主義。

グノーシスとは、”智慧”という意味だ。

 

実は一部では、

これが般若心経の「般若(智慧)」という言葉として

現れたとも、言われている。

 

グノーシス主義の基本コンセプトは

世界は「光と闇」の闘いであること。

 

そして、光が闇を制して勝利をもたらすのが

智慧(グノーシス)である、ということだ。

 

般若心経で説いているように、

世界は左右、自他、天地など、

すべては、比較相対によってなり立っている。

 

そして、比較がある以上、

相対に中間は存在しない。

 

般若心経は、世界の相対性を説き、

その一体性を説いた。

 

グノーシス主義は、

「心の相対性」を”光と闇”として描いた。

 

繰り返しになるが、

闇を制し、光に勝利をもたらすものが、

智慧(グノーシス)である、と。

 

、、、と、ここまでの話なら、

単なる哲学的な話で終わる。

”ふんふん、なるほど”で済むだろう。

 

しかし、もしこれが、

自分自身の心に直面するような話として、

身に迫って来たら、

どうだろうか?

 

今日の法話は、人によっては、

”あなた自身が直面する、

身に迫る”話かも知れない。(12分)

 

ああ、パンドラの箱のように、

人の無意識の真実を明らかにしてしまった…….

 

今以上に、嫌われるかも知れないが、

まあ、仕方がない……。

 

法話『光と闇の闘い』

 

 

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