人間は神に似せられたって本当か?

「大霊は宇宙そのものだから、人のイメージの中に入る」

こんな言葉が、お経(観無量寿経)に書かれている。

(余談だけど、だから大乗仏教になって、

仏像が造られるようになった)

 

これって一見、悟りの霊的構造の話のように

聞こえるかも知れない。

 

しかし、ここには、神とか宇宙大霊の秘密が

書かれているのだ。

これは、人生を生きる上での重要な秘密である。

 

実はこれ、聖書の「神は自らに似せて人間を創造した」

という言葉と共通するものがある。

 

神と人間が似ているのは何か?

 

姿かたちのことではない。

両者が持つ、創造の法則のことだ。

 

人間は芸術作品や発明作品を創造する。

これは、想像を具体化したものだ。

 

氣の世界でも、想像したものは、

そのまま「氣」として創造されている。

 

それがある一定の密度になると、

現象化して現れる。

 

これらは人間が、

神に似せられた受け継いだ能力である。

 

ただし神の想像は、心と物質を含み、

宇宙一切を含み、

無限の過去と未来を含む「一念」。

 

だから神の世界に、

過去と未来という相対はない。

 

すなわち、神が想像すると、

そのまま現象が創造されるのだ。

 

神に似せられて創られた人間の心の奥には、

相対を超えた神の想像力がある。

 

だから、観無量寿経にも、

・「大霊は宇宙そのものだから、人のイメージの中に入る」

(仏如来は法界身なれば、衆生の心想の中に入り給う)

 

・「心に仏(宇宙)をイメージすれば、

その心が仏(宇宙)なんだ」とある。

(心に仏を想うとき、その心が仏なり)

 

・悟りはイメージトレーニングによって生まれる。

(「諸仏の正偏知海は心想より生ず」)

 

霊的修行の目的の1つは、

自己に内在する神性を、発現させることだ。

 

想像がイコール創造であることを実感し、

常に人生を創造することだ。

 

人類にとって、

より良き世界を創造することだ。

 

それが神に似せられた人間の使命なんだ。

 

『光に向かって歩いて行こう!』プライム法話8分

(本文と内容は異なります)

 

 

 

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