”一切の苦しみや災難から救う(「度一切苦厄」)”
という言葉が、般若心経にあります。
”心と世界は分かれていない”という
『空』の悟りを説いているのが、このお経。
なのに、「災難から救う」なんて言葉が出てくる。
”心と世界は分かれていない”という『空』の悟りが、
どうやって災難から人を救うんだ?”
とか、”何だか幼稚な現世利益を謳っているみたいだな”、
と最初は思っていました。
だけど、このお経の真の意味がわかってくると、
その深さに、”おお! スゲェー!”となったのです。
どうしてか?
お経の中に、無意識と世界の関係性を表す、
「五蘊」っていう言葉が出てくるんです。
次の5つです。
現象がある | 五感で感じる | イメージ | イメージを投影する | 意識や無意識 |
さて、簡単に言えば、以下のようなことを言ってるんです。
『心が世界を創っているから、
人生って思い描いた通りになるんだよ。
心のキャンパスには、カルマで、
すでに無数の落書きがされているから、
災難が起こるでしょ。
それを空にする。
そして好きなように思い描く
心の自由を得なさいよ。
他者や世界を自分のことのように大事にして、
利他しなさいよ。
そうすれば、
苦しみからも災難からも解放されて、
人生の自由を取り戻すことができるんだよ。』、と。
皆さん、良い人生を!
今日の法話ラジオ(7分) 「幸福な人生を生きるるには??
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