アースキャラバンを始めた無意識の理由について書き始めた前回のブログは、全くの尻切れトンボで終わってしまった。(だから”続く”とした)
ニューヨークの話を出したのは、全く別の理由からだったのに、つい思い出などを書いてしまった。僕は、”ニューヨーク”と聞けば、極寒の中で新聞配達していたことを思い出すからだ。3年近くいたのにも関わらず、特に冬を思い出すのは、クリスマスに天にも登るような想いを体験したからだと思う。
アメリカの新聞少年は、配達だけでなく集金もその仕事の中に入っている。というのは、一部配達したところで、5セントにしかならない。(日曜版だけは10セント)しかし、毎週集金すると、一件にごとにチップがもらえるのである。チップの額は25セント(当時の額にして100円弱)の家が多かった。
クリスマスになると、新聞にクリスマスカードを入れた上で配達する。カードには、「メリークリスマス! あなたの新聞少年より」と書いておく。(12才の少年にとって50部のクリスマスカードを購入するのは、ちょっとした勇気のいる投資だった)
そしてその翌週に集金に行く。すると、いつもは25セントのチップが、なんと1ドルに跳ね上がる。僕のポケットは1ドル札で膨れあがるのだ!
そしてある一軒。青年(僕にはおじさんに見えたが、今から考えると青年だったと思う)が、クリスマスカードと一緒にチップをくれた。その家を辞した後、僕は曲がり方で思わず封筒を開けた。
おお! なんと5ドル札(今のお金にして1800円ぐらい)が入っていたのである! この時、僕はめくるめくような、まさに天にも登るような想いを体験した。
”キミは天にも登るような想いをしたことがあるかね?”と聞かれたら、僕は間違いなく”ある!”と答えるね。、、、ああ、また全然別の話になってしまったー。次回には必ずちゃんと書こう。
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