「タオ指圧、東洋医学の革命」を上梓した。(正式な発売日は、10月15日)版元はヒューマンワールド。東洋医学専門の出版社である。http://www.human-world.co.jp/books/book013.html
<カッコ良かった増永先生>
文庫本みたいに、何百円とかでは買って頂けないけど、”DVD付きだから勘弁してくれい”という感じが、実はちょっとある。というのは、このDVD映像は、7年ぐらい前に、タオ指圧の教材ビデオシリーズを作る目的で、相当の予算と時間をかけて撮影したものだったからだ。
この映像データは、7年間未編集のままニュージランド→日本→カナダ→ウィーン→再び日本へと旅をした。そして、なぜかどこでも編集が成就しなかった。そして今回7年越しで、初めて京都で1部の編集が完了し、本書に提供したのである。
7年前の機材で画質はちょっと落ちるけど、経絡走向がわかるように、身体にテープを貼って施術したりなどの涙ぐましい努力をして撮影したものである。一方、本文は、生涯最後の指圧の本として書いた原稿の片割れである。
苦心して書いた原稿だが、本文の評価は読者に委ねたい。あとがきの最後の行には、以下の文を書いた。「本書を、経絡指圧の生みの親、増永静人師に捧げます・・・。」、と。
僕と増永先生とは、個人的なつながりはなく、当時23歳だった僕は、週1回3ヶ月に亘って講習会に通っただけである。(それは、先生が講習をお辞めになる直前のことだった。)言葉だって、師とは、たったの一言しか交わしたことがなかった。
しかし、この時の3ヶ月が、後の僕の人生を変えることになったのだ。(これは、人生の不思議としか言いようがない。)本が届いて、さっそく仏壇にお供えした。いつもお祀りしている先生の写真の前に本をお供えして写真撮影。先生の奥様にも送らせて頂こうと思う。
<百年の伝統を誇る法蔵館>
さて、本の話ばかりで恐縮だが、今日は「気の幸福力」という、別の本の出版の打ち合わせで、法蔵館という出版社に行った。「できるだけ安い価格にして下さい」と僕がしきりに提案したため、今の原稿から、さらに40ページも減らすことになった。
というわけで、法蔵館の一室にしばし閉じこもって、「明日のジョー」みたいに大減量作戦を開始。しかし、うなってばかりで、削れたのは、やっと20数ページである。”矢吹ジョーは、最後は下剤までかけてたな〜”とか思ってみたりして、頑張ったのだが。
上山さんという、担当女性編集者の方が、「とっても面白い内容なので、共感する読者は多いと思います」と、お誉めの言葉を下さり、まことに恐縮である。
・・・が、注文通りに原稿が削れなかったため、気後れして、編集部で写真は撮影できなかった。そこで帰り際に、看板だけをパチリ。(いったい、なにやってんだか) でも、法蔵館編集部の皆さんは、優しかった。
原稿を削るのって、どの部分もそれぞれ思い入れがあって、なかなかつらいもの。まさに減量の苦しみである。まだジョーみたいに、真っ白い灰にはなってないけど。
オランダでおこがましくも指圧を生業としているものです。新刊「東洋医学の革命」を早速取り寄せて読ませていただきました。今までの本もそれぞれすばらしく衝撃的だったのですが、この本は正直で真摯な姿勢と求道の奇跡がとても優しい(そして易しい)言葉で綴られています。川のせせらぎのように流れる自然な文体に気と心(愛)があふれていて、自分のこころも共振して響くのをはっきりききました。
先生の最初の本に会ってから5年、やっと私のほうでこちらに進む時が満ちてきたようです。タオ療法をオランダにぜひ紹介していただきたい。また同志と学んでゆくために、行動を起こしたいと思います。いろいろ思うことがあってとても言葉では表せませんが、とにかくひとこと、ありがとうございました!先生の人生の歩みそのものに感謝します。
そして、次の本になるだろう、真脈と霊のからだ(spiritual body)について, 気長に楽しみに待っています♪
ありがとうございます。お褒めに預かり恐縮です、、、。(汗)